6月19日 危険な言語!?

  • 2017.06.19 Monday
  • 23:03

 

 

私は軽い気持ちでエスペラントの勉強を始めたのですが、間もなく岩波新書の「危険な言語」(ウルリッヒ・リンス著、栗栖継訳)を読んで、かつてエスペランチストが国家の名のもとに弾圧されたことを知りました。

 

Mi eklernis Esperanton tamen ne kun grava opinio, sed post ne longe mi eksciis per la libro "La danĝera lingvo" verkita de d-ro Ulrich Lins, japanen tradukita de KURISU Kei, ke iam antaŭe ŝtatoj persekutis esperantistojn. 

 

 

ソ連のエスペランチストはスターリン時代には約10万人が死に追いやられて、戦後も長い間エスペラントは壊滅状態でした。その後次第に学ぶ人が多くなり、2019年夏には、モスクワでエスペラント世界大会が開催されるということが伝えられました。

 

En la stalinisma Sovetunio ĉ. cent mil esperantistoj estis mortigitaj.  Pro tio preskaŭ ne ekzistis esperanto-movado tie dum longa tempo eĉ post la dua mondo-milito.  Lastatempe la nombro multiĝis kaj mi aŭdis, ke en 2019 okazos UK en Moskvo. 

 

 

また、ナチスドイツの下ではエスペラントは「共産主義の言語」「ユダヤ人の言語」とされて、多くの人が犠牲になりました。日本でも治安維持法を根拠にエスペランチストが投獄されたそうです。

日本の場合は、多分苦渋の決断として、時の政府に従う道を選んだ人が少なからずいたために、エスペラントの火が消えることはありませんでした。もっとも、もともと右翼的なエスペランチストもいましたが。

 

Nazia Germanio nomis Esperanton lingvo de komunistoj aŭ judoj, kaj multaj esperantistoj estis mortigitaj.  En Japanio ne malmultaj esperantistoj estis arestitaj laŭ la Leĝo por Publika Ordo.  Sed troviĝis esperantaj dekstruloj en tiama Japanio. 

 

 

こんなことを思い出したのは、「改正組織犯罪処罰法」が制定されたからです。エスペランチストの総数は少ないものの、世界の多くの国に住んでいます。そういう人たちと交流することが、もしかして国としては望ましくないと思われる場合が生じるかもしれません。そんな場合、共謀罪を科せられることにならないか…。また危惧されているように、周辺の人たちによる密告の対象になるのではないか…。

 

Mi rememoris tion, ĉar la Leĝo de Puno kontraŭ Grupo da Krimontoj estas farita.  La nombro de esperantistoj estas ne granda, sed ili troviĝas en multaj landoj.  Ĉu la japana registaro kondamnos nin pro nia komunikado kun diverslandaj esprantistoj, se iu lando estas ne favorata?   Aŭ kiel ne malmultaj homoj nun timas, ĉu oni denuncos nin pro ne-kompreno de nia agado?

 

 

おそらくすぐにはこんなことにならないでしょう。でも20年、30年後、日本の政治の在りようが変化しているかもしれません。安倍さんが実行したように、政治家がその時々で自分の都合がいいように物事を解釈する傾向がますます強まる可能性もあります。

 

Probable tio ne okazos en proksima estonteco.  Sed eble stato de japana politiko ŝanĝiĝos post 20,30 jaroj.  Povas okazi pli kaj pli ofte, ke politikistoj pensos kaj decidos ion por sia tiama avantaĝo. 

 

 

私たち国民は政治家の言うことをしっかり聞いて、彼らの考えをできるだけ正しく知るべきです。いつも「お上」にまかせっきりにしないで、私たちに主権があることを常に意識して彼らを観察しましょう。このことはまずは私の心にしっかりと刻んでおきます。そして強権的な政治家には早く政治の舞台から降りてもらうようにしましょう。

 

Ni japanoj devas atenteme aŭskulti la vortojn de politikistoj kaj ekscii ilian opinion laŭeble senerare.  Ni devas ne lasi ilin, sed ĉiam kontroli ilin, kaj ni konsciu, ke ni havas suverenecon.   Unue mi mem devas memori tion, kaj ni malsuprenigi dektatorojn de sur la podio de politiko. 

 

 

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  • 2017.06.29 Thursday
  • 23:03
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    コメント
    本当に こはるさんの言う通りで、今平和な日本に暢気に暮らしている私たちが、過去の恐ろしい時代を知りながら若い人たちに伝えていない事に深く反省しています。いつも忙しい息子たちにじっくり話すチャンスがなかなか無いのですが。。。
    • Sayuri
    • 2017/06/21 12:16 PM
    sayuriさん、コメントをありがとうございます。

    よく言われているように、ヒトラーも民主的な憲法下で選挙で選ばれましたが、そのご着々と権力を拡大して独裁政権を築きましたね。

    現在も民主国家といえども、私たちは歴史に学び、未来を見据えて政治の方向を監視しなくてはならないと思います。

    エスペラントで政治を変えることは難しいけれど、平和がなくてはエスペラント運動は存続できないと、群馬のHさんが言っていました。

    ともかく、人々が日々の生活の中で平和を実感できることが大切だと思います。
    • koharu
    • 2017/06/21 4:10 PM
    ナチスに占領されて母国語の授業ができなくなったというのは知っていましたが,エスペラントも,そういう迫害を受けていたのですね。

    若い世代ほど,保守政党を支持するというのは,どういうことなんでしょうね?
    若いんだから,現状を変えていかなきゃ,いけないのに。

    保守も,現状にとどまるならまだしも,教育勅語のころに戻ろうとするのは,狂っているとしか思えないけれど,そんな政党が日本を支配しているのですね。
    • MOTOGEN
    • 2017/06/23 5:41 PM
    MOTOGENさん、コメントをありがとうございます。

    若い人たちは、一票を投じても世の中が変わらないと感じている人が多いのでしょうか?多くの人が政治に無関心でいる間に政治家の思うままの世の中に変わってしまうと、心配しています。
    国民があまり自己主張が強すぎても混乱が起きるでしょうし…。

    それでも今は、政治家と一般市民の距離が遠すぎるように思います。
    • koharu
    • 2017/06/23 7:27 PM
    koharuさん、私がいつも思っていることを言っていただいて
    本当に嬉しいです。

    ここ近々は大丈夫と思いますが、そのうち戦争する国になる可能性が
    大になっていますね。その時に反対意見が言えないような世の中に
    なるのではと危惧するのです。

    若い人たちは勉強しなさすぎですよね。
    ちょっとニュースを深くみればわかるのに。
    黒塗りの資料が良く国会などで取り上げられますが
    「秘密保護法」を強行採決したため(国民の支持率が
    下がらないから?)ですよね。

    国民一人一人が意識して投票しなければならないと強く
    思います。

    エスペラントの方々もそういう迫害を受けたことを知り
    びっくりです。
    MOTOGENさんおっしゃる通りですね。
    • hi
    • 2017/06/23 9:41 PM
    hiさん、コメントをありがとうございます。

    国を総べる人によって国民の運命が大きく変わると、クロアチアなどを旅行してつくづく思いましたよ。

    長い間共存していた人たちが、お互いの殺戮を始めて多くの人たちが犠牲になりました。聞くところによると、多民族の結婚が結構あったので、異民族と区別するのに名前で判断したこともあったそうで、親戚同士でも戦った人も少なくなかったとか。

    政治家が自分の権力や経済的利益を追求し、くすぶっていた民族主義を煽った結果、悲惨な市民戦争が起きました。

    • koharu
    • 2017/06/24 8:43 PM
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